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施設紹介

子供の町クリニック

子供の町クリニックの果たす役割と意義

近年、全国の児童養護施設における知的障害・発達障害を有する子どもたちは約22%を占めており、慢性疾患を有する子どもたちの増加傾向や子ども同士のトラブルによるケガ等のリスクも増大し、子どもたちへの医療的ケアの重要性は喫緊の課題です。 全国600施設の中でクリニック機能を併設しているのは21施設であり、小児科・内科の週3回定期診療に加えて耳鼻科診療・小児精神科医療相談、さらに年1回歯科検診も行っている「子供の町クリニック」の充実した診療状況は、全国的にも特筆すべきものです。

地域医療機関への通院付き添いに伴う勤務上の負担・在園勤務する職員が手薄になる・出張費の増大等を考慮すると、クリニック機能の意義は極めて大きいことを再認識しなければなりません。

クリニック診療状況

(1)診療科・回数

●小児科・内科 - 定期診療:週3回(火・木・土)祝祭日も診療
●耳鼻科 - 月2回(第1・3月曜日)
●心理治療 - 週5回(施設心理職)
●精神科 - 月2回
●歯科(検診) - 年1回

(2)令和2年度慢性疾患内訳

※各疾患を重複している児童も多い

疾 患 名 子供の町 エンジェルホーム
延人数(名) 割合(%) 延人数(名) 割合(%)
1 てんかん・熱性けいれん
小児神経症
8 11.0 1 1.9
2 発達遅延・情緒障害
被虐待児症候群・愛着障害
47 64.4 35 67.3
3 気管支喘息・アレルギー性鼻炎 12 16.4 5 9.6
4 アトピー性皮膚炎
食物アレルギー
10 13.7 6 11.5
5 ネフローゼ症候群
微少血尿等
- - - -
6 不整脈・心電図異常 1 1.4 - -
7 甲状腺機能低下
身体発達遅延
- - 1 1.9
8 滲出性中耳炎・扁桃肥大
無呼吸症候群
5 6.8 3 5.8
9 屈折異常・斜視
乱視・弱視等
1 1.4 2 3.8
10 夜尿症 - - 1 1.9
84名   54名