2021年12月29日HP開設から10年で変わったこと
子供の町のHPを開設してから、10年が過ぎました。
実は、この10年の間、HPの作成・管理費用を援助してくださる方がいました。
その方のご希望でお名前は出せないのですが、春日部市出身の方（Tさんとします）で、ご自身のお子さんが生まれた時に、Tさんのお子さんだけでなく多くの子どもたちのために寄付をしたいと…幸せになって欲しいとの想いから、出身の地にゆかりのある施設はないかと探されてご連絡をいただきました。
その際に、多額のご寄付を頂き、HPの開設を勧められました。HPの費用も全てご支援いただきました。HPの必要性を感じていたため、とても良いタイミングでした。
ですから、Tさんのお子さんも10歳か11歳に成長されているとその姿を想像しています。
この場をお借りして、Tさんには、深く感謝申し上げます。
また、Tさんのご支援が終了後も、そのまま、HP管理会社のサテラ株式会社様がご支援を引き継いで頂ける事になり、大変有難く、御礼申し上げます。
このHPのおかげで、沢山の方に「児童養護施設とは？」と知って頂く機会になりました。また、相談ごとやお問合せもあり、嬉しい事にご寄付のお申込みも増えました。
数十年前の施設は、存在を隠すような雰囲気で地域の方々にも認知されていませんでした。在園する子どもたちは、施設にいることを隠したり、大人になってからも施設出身だということを話せずにいる方も多かったと聞いています。
HPのおかげで、施設の在り方を考える変化の機会をいただきました。
ここ数年では、子どもたちの変化もありました。
大学等への進学が夢ではなくなり、それぞれの将来を描き進学できるようになりました。その中には、施設出身の経験を生かして「児童養護施設」の職員になりたいと社会福祉系の学部に進学する子が増えました。すでに都内の施設で働いている卒園生もいます。
これからも「ここで暮らして良かった」と思える施設を目指します。
2021年12月のニュース
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